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機械式腕時計の自動巻きチャージシステム。
それは自己完結エネルギーに一番近い存在と構造。
機械式腕時計を所有する1つの深き魅力にも通じます。
金属と金属が組み合わさって
反動力で時間を管理させる戻りの撥条メカニズム。
機械式アナログ時計の世界で
エレクトリカルな電機仕掛けのクオーツとは違った存在感。
今さらその原理や構造を細かく説明しても
ここでは時間がありませんから、
判りやすくてシンプルそして簡単なお話を!

テーマは簡単に考えて
モノの魅力とその愛着感をどう考えるか?
偶然にも手にした機械式腕時計を
自分自身で何処まで気に入って使用し続けられるのか?
手には入れましたが価値も解らないまま所有されている
何となくの微妙なコレクションのお気に入りと、
心底無茶苦茶に惚れ込んだ結果手に入れて
トコトン惚れ込んだような超絶なまでのお気に入りとでは、
それこそ思い入れや価値観それから所有する満足感も
これまたベクトルも含めて気持ちも大きく違います。
最初は熱き情熱があるのは機械式腕時計に限らず
全てのモノに当て嵌まります。
たとえ時間が流れ熱が醒めた状態であっても
本当のお気に入りコレクションというものは手元に残ります。

手放そうと思った時にモノに宿る思い出や
記憶のメモリーも含めて断ち切れる事が出来るのか?
人生を共に歩んできた歴史や過ごしてきた記憶までも
同時に消去してしまえるのだろうか?
モノに対する精神的依存度を通り超えて最後まで愛せる対象物が、
手元にあるという事はある意味非常に贅沢で
幸せな宝物なのかも知れません。
製造メーカーやモデルや金額や
ブランドはこの際一切問わず。
作られた価値観や時代の流れに左右されず
自分自身の気持ちの中での本当に気に入った、
ナンバーワンと出会えたらそれこそ素敵なコレクションですね!
THE 一生ものと巡り会うのがどれだけ難しいかを知っている人ほど、
逆にセレクトされる選び方が誰よりも厳しく
入念でしかも臆病なまでに慎重なのです。

撮影機材:NikonD3S  
AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:2,8G EDレンズにて撮影です。
2011-11-23 Toshifumi Kako   


株式会社オートファッションファクトリー横浜店
神奈川県横浜市都筑区早渕3-31-1
045-591-0888 
加古 俊文
 




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